2011/08/10

ENGINEERED GARMENTS 2012 SS


“A rolling stone rolls into a fantastic exhibition"



僕の石ころの様なちっぽけな人生の中でも、大きな夢がいくつかあって。


大概は人様に伝えるような事ではありませんが、
その中のひとつに、
「Engineered Garmentsの展示会に行く!」というのがあります。


2009年の「今後の人生計画ノート」に書いてあるので
間違いありません。


ひょんな事から、
(決して自分にとっては“ひょん”じゃないけど)
先日、Engineered Garments 2012 S/Sの展示会に行って参りました。
念願叶って。
満を持して。
夢見心地で。


当日、サラリーマンの僕はいつも以上に仕事をやっつけ仕事でやっつけ、
はやる気持ちをチェーンスモーキングでごまかし、
南青山の一角でひっそりと行われている展示会場に足を運ぶと、
素敵な営業のお兄さんが接客をしてくれて、
他に誰もいない贅沢なスペースで一人、Engineered Garmentsの新作を拝見した訳です。


気持ち的にはラックを指差し、「端から端まで下さいな」
といいたい所ですが、
猛暑と反比例するかの様なフトコロ事情。


泣く泣く、給料1ヶ月分を買い込んだ次第です。




商品の詳細は語りませんし、語りたくもない訳ですが、
本当に鈴木大器さんの世界観が会場全体を包んでいて、
1つ1つの作品にその匂いが染み込んでいるようで、
何とも幸せな気持ちになったのです。


自分の事しか考えていない己が、
友人や義弟の分も購入予約したなんて、
普段じゃ絶対に考えられない訳で、
これも、その優しくて無骨な世界観に感化された結果です、絶対に。




展示会の帰り道、
渋谷まで歩いていると、
ふと、数年前にHudson River沿いを歩いて帰った夜の事を想い出して、
なんでそんな事を想い出したのか、さっぱり思い出せないけれど。


要は、物欲をただただ埋める為に洋服を買うのではなくて、
そのデザイナーの世界観に包み込まれるような経験をする事。
それが服を探す事、買う事、着る事の醍醐味だなーと感じた、
そんな、夢が叶った、夢の様な夜でした。




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-fly casual-

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