2011/05/06
[RE-POST] DISK UNION
2009.03.02
ぶらりと下北を歩きました。
大体行く場所はいつも決まっていて
今日もルーティンに沿って、Disk Unionヘ足を運びました。
大好きな曽我部恵一BANDのニューシングルが出ていました。
早速一枚手にとって、レジに進むと
店員さんがとっても嬉しそうに、
「有難うございます」と。
いやー素敵な対応をしてくれる方だなー、なんて
思いながらボーっとしていると、
店員さんがCDジャケットの左から2番目を指さして
「これ、僕ですよ。」と言ったもんで
僕もすかさず
「あ、そうなんですか」と。
その後、店員さん改め曽我部恵一BANDのベース、大塚謙一郎さん
はCDを袋に入れてくれて、
それで僕はお金を渡してCDを受取り、
お店を後にしたわけです。
人間、唐突な出来事が起きると
何と対応力のない事か。
そして、後から浮かぶ後悔の念の凄まじさは何の如しか。
何か気の利いた一言は言えなかったものか、と。
「僕、彼の地アメリカでも、曽我部恵一BANDのCDだけは
アマゾンで購入していたんです、アメリカから。」
と距離感を強調してファン度をアピールするとか、
「ライブ、いつも見に行ってます!僕の生きがいです!!」
とyoutubeで見た体験を少し誇張してファン度をアピールするとか。
いや、ファン度をアピールする事が、けっして向こうにとって
うれしいとも限らない。
「“トーキョーストーリー”ライブ・バージョンのベースライン、
しびれますわ~!!」
と、音楽性でメッセージを伝えた方がよいのではないか。
いや、ただ偉そうに聞こえるのではないか。
急な関西弁もいかがなものか。
そんな風に思いを巡らせているうちに
すっかり日付は変わり、
昨日の出来事になってしまって。
でも、きっとまたルーティンに沿って、Disk Unionに足を運ぼう。
そして、もしあの人がまた店頭に立っていたら、
CDの一枚を持って、レジに進んで、こう言おう。
「シングル、とてもよかったです」と。
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