2009.03.02
ぶらりと下北を歩きました。
大体行く場所はいつも決まっていて
今日もルーティンに沿って、Disk Unionヘ足を運びました。
大好きな曽我部恵一BANDのニューシングルが出ていました。

早速一枚手にとって、レジに進むと
店員さんがとっても嬉しそうに、
「有難うございます」と。
いやー素敵な対応をしてくれる方だなー、なんて
思いながらボーっとしていると、
店員さんがCDジャケットの左から2番目を指さして
「これ、僕ですよ。」と言ったもんで
僕もすかさず
「あ、そうなんですか」と。
その後、店員さん改め曽我部恵一BANDのベース、大塚謙一郎さん
はCDを袋に入れてくれて、
それで僕はお金を渡してCDを受取り、
お店を後にしたわけです。
人間、唐突な出来事が起きると
何と対応力のない事か。
そして、後から浮かぶ後悔の念の凄まじさは何の如しか。
何か気の利いた一言は言えなかったものか、と。
「僕、彼の地アメリカでも、曽我部恵一BANDのCDだけは
アマゾンで購入していたんです、アメリカから。」
と距離感を強調してファン度をアピールするとか、
「ライブ、いつも見に行ってます!僕の生きがいです!!」
とyoutubeで見た体験を少し誇張してファン度をアピールするとか。
いや、ファン度をアピールする事が、けっして向こうにとって
うれしいとも限らない。
「“トーキョーストーリー”ライブ・バージョンのベースライン、
しびれますわ~!!」
と、音楽性でメッセージを伝えた方がよいのではないか。
いや、ただ偉そうに聞こえるのではないか。
急な関西弁もいかがなものか。
そんな風に思いを巡らせているうちに
すっかり日付は変わり、
昨日の出来事になってしまって。
でも、きっとまたルーティンに沿って、Disk Unionに足を運ぼう。
そして、もしあの人がまた店頭に立っていたら、
CDの一枚を持って、レジに進んで、こう言おう。
「シングル、とてもよかったです」と。
0 件のコメント:
コメントを投稿